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まもなく２年ほどで戦後７０年を迎えようとしています。私ごとながら私のおいたちとまったく重なる年月です。
幼い頃は豊かな自然と美しい四季の風景があり、加えてそんな中でお互いを思いやる優しい心のあふれた人々の暮らしが営まれておりました。
しかし私たちは走り続ける時代の中で必死に頑張っていた間に何かを置き忘れてしまった気がしてなりません。ふと気がついてみると真っ直ぐに舗装された道路、スピードのみ優先されるリニヤ、ぬくもりの少ない文字のみの通信手段。大切な心までも風前の灯のような心細ささえ覚えます。
でも私たちには日本人らしい豊かな感性があり、人としての誇りもまた長い歴史もあります。これからの時代がどのように引き継がれていっても日本人らしさは決して無くならないと信じ、昔ながらの人々との絆・縁などを大切に生きたいと願っています。
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